• 情報伝達の漏れ・ミスが起こり、特にタスクの取りこぼしは約 3 割に達していた
• タスク進捗管理の仕組みが未熟で、確認のためのコミュニケーションが負担となっていた
• 現場の貴重な知見が一時的な共有で終わり、組織的ナレッジとして蓄積されない
  

• タスク完了通知が LINE WORKS に自動配信されることで、確認作業の労力を削減
• タスクの取りこぼしが従来の 3割から大幅に削減された
• 指導日報のkintone 上での蓄積により、指導品質向上のためのナレッジデータベースを構築できるようになった 
• kintoneのアカウントがなくても kintoneでデータが貯められる 

◯Joboco をどのように活用されましたか？

最も効果を実感できたのはタスク管理の改善です。タスクの詳細と進捗がチーム全体で可視化され、タスクへのコメント機能によってコミュニケーションの質が格段に向上しました。特に「緊急度は低いが重要度の高いタスク」の取りこぼしが大幅に減少し、長期的な計画も確実に進められるようになりました。タスク完了時に LINE WORKS へ自動通知される機能により、管理者も現場も「確認する・確認される」煩わしさから解放され、より本質的な業務に集中できるようになっています。また、各クラブでの指導内容や生徒の反応が kintone 上で記録・蓄積でき、コーチ間の知識共有や指導者陣の指導力向上に繋がるナレッジデータベースの形成が期待できるよう になりました。 

もちろん課題もあります。新システム導入の最大の難関はやはり業務習慣の変更です。現場ではまだ口頭指示だけで kintone 入力を忘れるケースや、ミーティングでの決定事項が登録されないケースも見られます。タスク完了後の状態更新が遅れることもあり、kintone の活用習慣は完全には定着していません。kintone の便利さをいかに体感してもらうかが定着の鍵なので、今後は全社的なkintone 勉強会の開催も視野に入れています。 

◯Joboco の利用用途について

1 メモアプリ 

• 機能: 現場の気づきや報告を一時集約するハブとして機能•Joboco連携: スタッフが LINE WORKS で入力した情報がメモアプリに蓄積され、後から適切なアプリに振分けられる 
• 活用：情報がkintone に記録され、確実に管理者へ集約される。業務効率と情報共有の精度が同時に向上した 

2 アルバイト勤怠管理 

• 機能: アルバイトスタッフの勤務時間、業務内容、交通費等を一元管理
• Joboco連携: LINE WORKS の応答のみで勤怠登録が可能に
• 活用：アルバイトスタッフは現場業務終了後、LINE WORKS 上で質問に回答するだけで勤怠記録が完了する。事務所への帰社も不要

3 報連相機能 

• 機能: 日常的な業務報告、連絡、相談事項を一元管理
• Joboco連携: LINE WORKS を通じて全スタッフ、全管理者の報連相に関するコミュニケーションをkintone に記録 
• 活用: 保護者からの質問や要望、スタッフの指導現場での気づきなど重要情報を簡便に登録でき、kintoneから俯瞰できる 

4 指導日報アプリ 

• 機能: 各クラブでの練習内容、生徒反応、保護者からのフィードバックを体系的に記録
• Joboco連携: LINE WORKS から直接日報入力が可能で、過去指導内容も検索可能
• 活用:指導や教室運営の品質向上のためのナレッジデータベースとして機能

5 更新通知（軽作業依頼・プロジェクト管理） 

• 機能: タスク管理の効率化
• Joboco連携: タスク完了時に LINE WORKS へ通知が自動送信•活用シーン:作業の終了を kintone の通知だけではなく LINEWORK のチャンネルへ通知することで、kintone のアカウントを持たない全メンバーがタスク状況を把握することができる。また、「作業完了」という抽象的通知ではなく、「池袋クラブの新規 募集チラシ作成が完了」といったタスクの詳細を含む通知が自動配信される。 Jobocoによる通知であれば、通知内容にレコードの情報を付与したリッチな通知 （文字列 1行の内容を通知本文に追加）を送ることができ、これらによりタスク進捗状況を一目で把握できる。 

※本事例は取材当時(2025年1月)の内容を掲載しております。