富士技研工業株式会社/自動採番プラグイン、条件付き書式プラグイン、テーブルフィールドコピープラグイン、PDFプレビュープラグイン、krewData手動実行プラグイン
目次
富士技研工業株式会社 様について:
最大の強みは、年間4,000件超の試作実績に基づく高度な配合技術と、大手では対応が困難な小ロット製造にも即座に応える柔軟性です。
埼玉県内の4拠点(本社、工場2箇所、倉庫1箇所)体制により、迅速な納期と徹底した品質管理を実現しています。
webサイト:https://fujigiken-k.co.jp/
自動採番プラグインの利用について:
導入目的
kintoneを基幹システムとして構築するにあたり、製品・原料・仕入先といった各マスタへ重複のない固有IDを付与することが不可欠となりました。手動入力によるミスを排除し、データベースとしての整合性を維持する土台を築くために導入しています。また現場での正確な状況把握とアプリ間でのスムーズな在庫連携を可能にすることを目指し、今回導入しました。
導入効果
マスタから日々の業務データまで一貫した採番ルールが確立され、システム全体の信頼性が向上しました。また、「原料発注依頼」や「製造・出荷依頼」といった動的なレコードにも一意の番号を採番することで、発注から在庫更新までの一連の流れを一つの番号で管理できる環境を整備することができました。
入力者が番号を意識することなく、レコード作成と同時に正確なIDが付与されることで、データ同士の紐付けが確実になり、在庫連携の精度が飛躍的に高まっています。
条件付き書式プラグインの利用について:
導入目的
以前は紙で管理を行っていたため、進捗を確認するには書類を一枚一枚めくって内容を確認しなければなりませんでした。kintone化によって情報は一覧で閲覧できるようになりましたが、件数が増えると文字情報だけでは状況が埋もれてしまい、結局どこに注意すべきか判断しづらいという課題がありました。そこで、一覧性をさらに高めるために条件付き書式プラグインを導入しました。
導入効果
条件に応じて自動で色が変わるため、文字を一つひとつ読み込まなくても、対応漏れや未着手の案件が瞬時に目に飛び込んできます。これにより、特定の情報を探すストレスがなくなり、確認作業のスピードと正確性が両立されました。現場からも「在庫品が緑色に強調されることで見やすくなった」と好評を得ています。

テーブルフィールドコピープラグインの利用について:
導入目的
製造・出荷依頼時には、1レコードの中に複数の原料が並ぶ「明細テーブル」を扱いますが、kintoneの基本機能では一覧画面においてテーブル内のデータが折り畳まれてしまい、一目では中身を把握できませんでした。一覧画面で効率的に進捗を管理するためには、詳細画面を開かずに情報を確認できる仕組みが必要でした。
導入効果
テーブルフィールドコピープラグインの導入によって、一覧画面に主要な1項目が表示されることで、それが「サマリー」として機能し、視認性が向上しました。主要な1項目だけでもテーブル外に持っておくことで、膨大なレコードが並ぶ一覧画面においても表示を可能にし、個々の詳細を開く手間をかけずに「何に関する依頼なのか」を直感的に判別できるようになりました。
詳細画面を一つひとつ開いて確認する手間と時間が削減され、多忙な製造現場における状況判断のスピードアップに大きく寄与しています。
PDFプレビュープラグインの利用について:
導入目的
業務の中で頻繁に発生する確認作業をよりスムーズに行うため、ワンクリックでPDFの中身をその場で確認できる環境を整えることを目的として導入しました。
仕入先や発注先から届くFAX用紙をスキャンしたものや、k-Reportで出力した注文書などを、都度ダウンロードすることなく即座に内容確認できることが重視されていました。
導入効果
レコード画面上からワンクリックでPDFをプレビューできるようになり、確認作業のスピードが向上しました。
システム開発初期から導入していたこともあり、PDFが「すぐ見られる」状態が業務の前提となり、資料確認におけるストレスが大幅に軽減されています。
krewData手動実行プラグインの利用について:
導入目的
製品製造時に処方箋に基づいて原料在庫を減算する処理や、棚卸に伴う在庫調整などを行うためにkrewDataを利用しています。
これらの処理を「決まった時間」ではなく、業務の進行状況に合わせて任意のタイミングで実行できるようにするため、 本プラグインを導入しました。
導入効果
ボタンを押すだけという直感的な操作で実行できるようになり、専門的な操作を意識することなく在庫更新処理が行えるようになりました。
業務の区切りや現場の状況に合わせて柔軟に実行できるため、在庫情報の即時性と正確性が向上し、現場とシステムのズレを最小限に抑える運用が実現しています。
kintone導入の体制や効果:
導入にあたっては、社長である私自らが構築の旗振り役となり、全社員に対して直接レクチャーを行いました。導入前は拠点間で1日に何度もFAXが行き来し、夕方には溜まった紙の束を読み解く作業に追われていましたが、kintone導入後はこの確認作業が大幅に削減されました。
「事務所にいなければ仕事が進まない」という物理的な制約が解消されたことは、大きな変化でした。 工場の事務員が出社できない際も自宅から対応可能になったほか、私自身も子供の送迎の待ち時間などを利用して車内でPCから指示を出すことができるようになるなど、状況に応じた柔軟な働き方が実現しています。
今後の展望:
今後は、現在は一部Excel管理が残っている自社製品の在庫管理についても、kintoneでの完全連動を目指していきます。
具体的には、製品の製造記録を登録すると同時に原料在庫を引き落とし、かつ製品在庫を自動で加算する仕組みの構築です。また、ロット番号ごとの分析データ管理や、出荷時のロットまたぎの把握などもkintone上で行えるよう検討を進め、さらなる業務の自動化と精度向上を図っていく予定です。
