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陸運業
2025.11.26

相鉄バス株式会社 /手書き2プラグイン / 手書き2プラグイン

目次

相鉄バス株式会社 様について:

相鉄バス株式会社は、神奈川県横浜市・海老名市などを主な営業エリアとするバス事業者です。
設立は2001年4月4日。
横浜市内・神奈川県中央地区を中心とした生活の足として、地域に密着した幅広い路線網を展開しています。
また、環境に配慮したハイブリッドバスや電気バスの導入、自動運転の実証実験にも積極的に取り組んでいます。

公式サイト:https://www.sotetsu.co.jp/bus/

手書き2 プラグインの利用について:

 導入目的

相鉄バス株式会社では、紙ベースの報告書が多く、例えば事故報告書には運転士の直筆署名が必須でした。
また、報告書の保管や回覧、押印に多大な時間と手間がかかっていました。
kintoneの導入やワークフローで改善した部分がありつつも、運転士個人が使用できるPCやタブレットを個別貸与することは現実的ではないため、運転士が確認したことを直筆署名という形で記録できないか、模索していました。
そこで、従来の書式をできるだけ残しつつ、ペーパーレス化・ハンコレス化を進めるため、直筆の署名を代替できる手段として「手書き2プラグイン」の導入を決定しました。
 

導入効果 

「手書き2プラグイン」の導入により、事故報告書の署名がkintone上で完結できるようになり、従来の紙ベースの業務が大幅に効率化されました。
運転士は事務所内のタブレット端末のタッチペンを使って署名を行うことで、紙への署名と変わらない感覚で利用できており、社内でも抵抗なく受け入れられています。
あえて手書きというアナログな要素とデジタルを併用することで、操作への抵抗感を少なくし、現場への定着性を高めることができました。また、報告書が電子化されたことで、過去の書類を検索・閲覧する手間が大幅に削減されました。

例えば、異動した運転士の過去の報告書も、元の営業所に問い合わせることなく本社や各営業所で迅速に確認できるようになり、業務の省力化を実現しました。
これにより、担当者や管理者にとって情報へのアクセス性が向上し、業務効率が大きく改善しました。

 

kintoneの導入と今後について:

 kintoneの導入効果について

kintoneの導入は、グループ全体の業務効率化プロジェクトの一環として始まりました。導入前は数時間かかっていた資料作成が、kintone化によって1時間未満で完了するようになるなど、具体的な時間短縮効果も出ています。
また、現場の業務が効率化されただけでなく、本社と営業所の情報共有がスムーズになったことは、管理面でも大きなメリットと感じています。

今後の展望

現在は主に事故報告書での利用に留まっていますが、今後は運転士の署名が必要となる他の様々な報告書類についても、kintone化を進めていく計画です。私たちは2024年に新設されたデジタルトランスフォーメーションを推進する部署を中心に、グループ全体の「ビジョン2030」達成に向け、業務効率化を加速させている最中です。
トップダウンでの「ハンコレス化」の推進という強い後押しもあり、kintoneへの業務移行は今後さらに本格化していきます。

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